壮大なナイアガラ


キューバのハバナからカナダのトロントに戻ってきた。 ここでは2泊する。 ハバナ国際空港と比べる必要もないくらい、最新の空港である。 入国手続きをした。審査官が「ハワイからなぜキューバに行ったの?」と聞いてきた。暖かいところから、暖かいところに行くのが、不思議だったようだ。 スムーズに終わり、ターミナルを出た。 インターネットで予約してあった、シャトルバスでホテルに向かう。 空港を出るとすぐフリーウェイ。先進国のスピードで物事が動いていた。 夏だからか、景色がカリフォルニアのフリーウェイとほとんど変わらない。 表示がマイルではなく、キロくらいの差である。 15分くらい走ると、遠目に高層ビルが見えてきた。 ホテル到着までは、25分であった。 チェックインを済ませた。 「インターネットは」と聞くと「部屋の中では24時無料で繋がります」とハバナと、正反対の回答があった。 もう社会主義国は終わったと、頭を切り替え、街を散策することにした。 ホテルから15分したところには、巨大なショッピングモールがあり、アバクロ、ホリスター何でもあった。アラモアナショッピングセンターと何ら変わりない。 外に出るとハードロックカフェもあった。 つい数時間前まで、スターバックスもマクドナルドもない国いた。 それが飛行機で3時間来ると、世界が全く違う。実に不思議な体験である。 いつものように腹が減り、ニューヨークスタイルのイタリアンのファーストフード店に入った。 何にしようか散々まよった挙句、フィリーチーズステーキのサンドイッチを注文した。ポテトと飲み物付いてくる。 これがまた旨いは旨いは。ハバナの人には申し訳ないな〜などと思うながら、一瞬でなくなった。 この日も5時起きだったので、20時なると急激に睡魔が襲ってきた。 明日はトロントの目的である、ナイアガラの滝1日ツアーである。 まことに良く寝て、ツアーに参加する。 もちろん英語のツアー。 グレーラインの、1日観光である。 ナイアガラの滝まで、休憩を入れて2時間半。 このナイアガラ、写真では見たことあるが、辺りの景色を見たことがなかった。 従ってどういう風にアプローチするのか、楽しみであった。 カナダは緑豊かで、公園の敷地みたいなところから入って行った。 ナイアガラの滝の手前に橋があり、真ん中でカナダとアメリカに分かれる。 国旗は手前がカナダで、むこうがアメリカ。 ガイドの話によると、車での入国は2時間くらいかかるとのこと。 今回はカナダサイドだけなので、何も必要ない。 ガイドに連れられ、ボートに乗せられる。 約20分のボートだが、水飛沫が凄い。 ビニールのヤッケが、無料で配布されていた。 カメラも頭もけっこう、びしょぬれになった。 しかし下から見る滝は何か「十戒」を見ているようだ。 ここまでダイナミックだとは、テレビと写真ではわからなかった。 来て良かったとつくづく思う。 上まで戻って来て17分ほど歩くと、今度は上から流れ落ちる滝を、見ることが出来る。 さるお方が「カナダサイドから見たほうがいいんだよね」と云っていた意味が、理解出来た。 兎に角凄い水量が、凄いスピードで落ちて行く。 グランドキャニオンやキラウエア火山などなど、多くの国立公園に行ったが全く違う風景があった。 ハワイにいると圧倒させるということはないが、ここでは圧倒されっぱなしであった。 帰りもバスで2時間半かけトロントに戻る。 カナダ人のガイドのじいさんも凄く親切で、仕切りにハワイアン、ハワイアンと声をかけてくれた。 グラシアス。 ホテルで降ろしてもらうと、昨日のイタリアンファーストフード店が忘れられず、また行った。 この日は、ラザニアのセットを頼んだ。 また今日も期待を裏切ることもない、見事なラザニアが出てきた。 ひき肉、チーズ、満点の味であった。 最後の晩は、翌日なんと4時起きということで早く寝た。 4時半にリムジンが迎えに来ており、すんなり空港へ行くことが出来た。 空港ではまずチェックインし、そのあとすぐに入国審査。 出国ではなく、アメリカの入国審査をカナダで済ませる。 これは何か不思議な感じがする。 全て終わりまた腹が減った。 この日はクロワッサンのサンドイッチを食べた。 チーズとハムが程良い。 それとコーヒー。 やはり先進国の味がする。 ターミナルでは、インターネットも無料のWIFIが飛んでいる。 至れり尽くせりである。 さてここからはサンフランシスコまで5時間。 乗り換え時間が1時間あり、それからホノルルまで5時間。 長い旅が本当に終わろうとしている。 人生最高の旅が…………..

壮大なナイアガラ への2件のコメント

  1. さるお方 より:

    ナイヤガラフォールズはカナダサイドから…でしょ!?

    サンフランシスコ…お互い懐かしいですね。

    イギリスからドイツに入り、ただ今オーストリアにいます。
    後一週間ほど頑張れば帰国です(;_;)

  2. KC より:

    はい。ナイアガラはカナダ側です(笑)。

    相変わらず人生「たび」でございますね。

    帰国の頃には秋の気配が少しはきているでしょうね。

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