受け継ぐということ


いつものようにさるお方にお誘いいただき、4月に京都に行った。都をどりの場所が、祇園甲部歌舞練場でなく、春秋座でおこなわれた。もちろん内容は、見事なもの。場所の変更は、歌舞練場の耐震工事の為である。例年普通にやっていることが、違うことになるのは非常に体力がいる。関係者の方々は、さぞ大変だったろうと想像がつく。さて今回は、この写真の受け継ぐということである。京都とハワイは、非常に似ているところがある。世界中から観光客が訪れる、古いものがある、昔の文化があるなど。僕はいうまでもなく、アロハシャツをなりわいにしているが、僕のやっているのは1940年代から1950年代前半にあった、黄金期のアロハシャツの文化の継承である。京都の都をどりも、同じことが云える。人も物も、世の中が変わる中で、歴史と文化を継承するのは、根気と体力が必要である。ある程度進化しなくてはいけないが、進化しすぎてもいけない。その中でも昔と同じことをやっていくのは、これから30年のスパンで見ても、容易でないことはわかる。京都の矜持に負けないよう、僕も精進しよう。

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