好きなものをやる2017

以前お客様から、売れないのも作ってくれと、リクエストがあった。というのは、売れそうな無難な柄ではなく、マニアックで、作った本人が売れなくとも納得出来ればいいという意味である。そういう意味では今回の「虎」は、その部類の属する。売れる為にだけではなく、話題性の為でなく、自分が作って着たいから、復刻しただけの話である。もちろん「わかる」人には、着てもらいたい。僕のルーツとも云える「ビッグ・ウェンズデー」で、「ベアー」が着ていた、1950年代初めのアートヴォーグ社製の復刻。色数が多すぎてやたらコストがかかったが、もちろん同じ価格で販売する。好きな人がどれだけいるかは甚だ疑問ではあるが……….