華やかな観光の裏に


昨日久しぶりの、ノースに行った。渺々たる赤土を見、昔ハワイ島にいた頃の、さとうきび畑の荒れ果てた風景を思い出した。実際に移民してきた、おばあちゃんの話を聞いたことがある。今の消息を知らない。アロハエアラインでお務めされていた、仲宗根さんである。彼女が移民して頃は、コナの山の方は電気もなく、寂しくで寂しくて仕方なかったと聞いた。また工藤夕貴主演のアメリカ映画、「ピクチャーブライド」も、正にそういう話を描いた作品。非常に良く出来ていた。1世と呼ばれた人達は、重労働作業のみで来た移民である。30年前だと観光の人に、「どちらからきなすったかね?」とか、「最近は随分モダンじゃのー」などと、ほんわかする言葉を使っていたのは、日系3世。今は6世か?そんな移民の歴史と、深く関わるハワイ。華やかな観光の裏で、苦労した移民の人達がいるということを忘れてはいけないと考える。

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