
昨年の十二月から、雨が多いと感じていた。
いつもは一年に二日くらいしか、朝から雨のワイキキは見ない。
しかし昨年の十二月から、けっこう朝から雨の日があった。
もう三月になるので朝から雨はないが、やはりダイヤモンドヘッドを見ると多かったというのが良くわかる。
いつもの年はもっと色的にいうとベージュである。
写真のように、緑で覆われているのは珍しい。
一月にカウアイに行ったと書いたが、ナパリコーストのような色彩がダイヤモンドヘッドに見て取れる。
樹木には良いのだろうが、これから乾燥期に入ってくると、ダイヤモンドヘッドに限らず山火事が心配である。
いつもと違う年には何か違うことがおこりうるのは、自然の原理のような気もする。
何事もなければ良いが……….
新燃岳もかなり危ないみたいであるが、普段活動しないところが活動するのは恐いものである。
もうオアフの火山噴火の心配はないが、まだハワイ島ではキラウエアを始めマウナロアも可能性を残す。
コナにあるフアラライも可能性ゼロではないらしい。
そうなると俄に現実味をおびてくるのが、富士山らしい。
フアラライはちょうど富士山と同じようなサイクルで噴火しており、死火山ではなく休火山と云われている。
日本も火山の島であるが、もちろんハワイも火山島。意外に似たところもあると感じる。
さて話題を変えて、ホエールの話。
先週ニュースで、鯨が何頭いるかカウントしているボランティアがいた。
日本野鳥の会みたいだなと思っていたが、かなり正確とのこと。
今年アラスカから来た鯨はいつもより若干多いらしい。
肉眼でカウントするのだから大変そうだが、インタビューされた人は「暖かいし、風は気持ちいいし、楽しめたわ」と云っていた。
この「楽しむ」という言葉が、印象に残った。
何事も楽しむ姿勢は大事である。
今の世の中ニュースだけを見ると良いとは思わぬが、個々は意外に楽しんでいるかも知れぬと思ったら、幾分明るくなった気がする。