渡米20年


1992年4月3日、僕はロスアンゼルス空港に降り立った。27歳の春であった。その頃まだバブルをいう言葉さえなく、何となく、みんなが豊かで浮かれていた。そんな中、一人で渡米した。もしかしたらアメリカから帰ることもないのかな?と、うっすらと考えた。というのも当時、お金はない。労働資格(ビザ)はない。グリーンカードはない。もちろんカリフォルニア州の運転免許はない。ソーシャルセキュリティー番号もない。知っている英語は「THIS IS PEN」程度。ここで朽ち果てるしかない、そんな思いもあったかもしれぬ。今考えると、何を考えてアメリカに来たのかわからないし、冷や汗ものである。それでも何とかなった。そのロスアンゼルスで生活を始める前から、最終的にハワイへ行こうと思っていた。ロス、サンフランシスコ、ラスベガスを経て、ハワイに渡って丸20年を迎える。20年は一口に云うのは簡単であるが、やはり長い。その間旅行会社から、今のアロハシャツに携わることになり、帰るかわからないと思っていた日本にも、4ヶ月に1度行っている。人生ってそんな簡単なもんじゃないという声も多々聞こえてくるが、意外に何とかなるもんである。二つの祖国と、これからもうまく付き合っていくとしよう。「GODDESS AMERICA」「大好きな日本」

コメントは受け付けていません。