荒野の果てに(Angels We Have Heard on High)


私事ではあるが、また昔の話をしたい。今月の5日に、ちょうど日本を出て、丸20年が経過した。一言で云って20年、とてつもなく長い時間のような気がするが、終わってみたらあ、っという間の20年であった。いずれはハワイにいくつもりで日本を出た。その点では、ぶれていないといえよう。その前にオセアニアのニュージーランドとLAで、まず生活してみようと飛び出した。もちろん友人も知り合いもいない。その時の自分の「こころもち」は、あまり良く憶えていない。とにかく行きたい、「それだけ」であった気がする。もちろん「バブル」などの表現はその時勢にない。「バブルが弾けた」と新聞で出てきたのは、その1年以上あとである。いうなれば絶好調の、経済事情の日本である。世界を席巻していた。そんな中、スーツケースひとつでとぼとぼと海外に出て行った。今考えるとおかしい話である。そして20年後、ワイキキに住んでいる。昨日、一昨日と、クリスマスで店もほとんど休み。写真のキングストリートは、通常交通量が多い。しかし見てのとおり車が走っていない。誰も見えない荒野であるが、今は友人や家族もたくさんいる。あの時、知り合いが一人もいない荒野へ向かって20年。今は何故か温かいな〜と感じる。それは常夏であるがゆえかもしれぬが……….

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