子供達の夢。


昨年のちょうど今頃、日本から手紙と手作りのバッグが届いた。開けてみて、!!!???であった。文章を読んで、少しわかってきた。手紙の送り主は、高知の養護学校の元校長先生からだった。その生徒さんたちが作った、古い着物を題材に新しくバッグにし、高知市の販売会で売り切れになっているそう。その校長先生が、僕のお店でアロハシャツを購入し、お礼状を差し上げたところ返信の手紙であった。そしてこの商品を、僕のハワイのお店に置いてくれないだろうかという、問いであった。んんんんん〜と唸った僕は、売って上げたいのは山々であるが、全く高知、学校、ハワイと結びつかない。で、残念ながら「この商品は店と関連性がおきてこない為売れません」とメールで書いた。そこで僕が一つの提案をした。僕のアロハシャツの生地で、同じようなバッグが作れないかと。そして元校長先生が何度か行き来する度に、僕の不要になった生地の端切れを持って帰っていただき、改良に改良を重ねてこの素晴らしい小物になった。1番最初の手紙での、「子供達のアメリカの夢、ハワイの夢に何とかなりませんでしょうか?」という文が凄く気になった。僕もアメリカに夢を馳せ、ハワイに夢を追い求めてきたからである。この商品が、このあとどのように展開され、動いていくかはわからない。でも僕の祖国に、少しだけでも貢献出来れば嬉しいと思う。昨今明るい話題がない気がするが、この子どもたちの一生懸命作ってくれた物を見ていると、何か爽快な気分になる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください