僕が求めたもの。それは「桜」


今回日本に帰ってきて、がっかりしたことがあった。 それは東京の桜が、散っていたことだ。 昨年は通常なら完璧に咲いているはずの時期に、完全に終っていた。 例年より、3週間早かった。 今回、少しは残っていてくれ!という願いも虚しく、散っていた。 そして昨年は諦めきれず、仙台大河原の一目千本桜を、友人と行った。 これもかなり強引であった。 今日も諦めきれず、昨晩京都で一席設けていただき、 朝6時40分の新幹線で東京に戻った。 その足で、東北新幹線に乗り郡山まで。 郡山から喜久田に行き、桜を見た。 郡山から喜久田の磐越西線は、時折ピーではないピューという警笛を鳴らし、緑の中を行く。その途中で、今回東京では目にすることの出来なかった桜が至る所に見えてきた。 喜久田の無人駅を出て、歩くこと5分。藤田川沿いの見事な桜が立ちはだかった。 人はいない、静かで、(途中人生で2度来ることはない)と漠然と考えていたが、これだけのボリュームで、静かで、見栄えが良いなら、タイミングさえあえば最高だと思うようになった。 今回は伏見稲荷とここの桜に、どうも引っ張られた気がする。 忘れられない景色となったようだ。

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